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日別アーカイブ: 2025年12月5日

メロウプランニングNEWS~「なってから」より「ならない工夫」が大切~

メロウプランニングの更新担当の中西です。

 

~「なってから」より「ならない工夫」が大切~

 

巻き爪は、見た目の変化だけでなく、痛み・歩きにくさ・運動の制限など日常生活にじわじわ影響するトラブルです。ひどくなると、靴を履くだけでつらい、外出が億劫になる、仕事や家事に集中できない……といったことも起こり得ます。だからこそ、巻き爪補正サロンが大切にしている考え方の一つが「予防」です。つまり、巻き爪を“作らない”習慣づくりが最強の対策ということ。

ただし、巻き爪の原因はひとつではありません。「爪の切り方が悪いから」と言い切れないケースも多く、靴・歩き方・姿勢・爪の形・生活習慣など、複数の要因が重なって起こることがほとんどです。まずは、巻き爪がなぜ起こるのか、予防の土台となる“仕組み”から整理していきましょう。

1) 巻き爪が起こるメカニズムをざっくり理解しよう

爪は本来、指先を守り、歩行時に地面からの力を受け止めるパーツです。歩くとき、親指の先に適度な圧がかかると、爪は横方向に広がりやすくなり、自然なカーブを保ちやすくなります。

ところが、次のような状態が続くと、爪が横に広がる機会が減り、内側へ“巻き込みやすい”状態になることがあります。

  • つま先に圧がかかりにくい歩き方(ペタペタ歩き、すり足)

  • 指先を使わない生活(運動不足、座りっぱなし)

  • 靴の中で指が動かない(サイズ不適合・つま先が狭い)

  • 深爪や角の切りすぎで爪の支えがなくなる ✂️

  • 爪が乾燥して硬くなり、形が戻りにくくなる

このように、巻き爪は「爪だけの問題」ではなく、「爪にかかる力のバランス」の問題として起こることが多いのです。⚖️

2) 予防の第一歩は「自分の巻き爪リスク」を知ること

巻き爪予防を始めるとき、まずチェックしてほしいポイントがあります。サロンでもカウンセリングでよく確認する項目です。

  • 親指の爪の両端が皮膚に食い込みやすい

  • 爪の横幅が以前より狭くなった気がする

  • 爪の端を触ると痛い/違和感がある

  • 靴を履くと親指が圧迫される

  • 爪を短く切るほど“安心”だと思ってしまう

  • 足の親指をしっかり使って歩けていない気がする

  • ヒール、先細の靴、硬い革靴を履くことが多い

当てはまる項目が多い人は、巻き爪予防を“今から”意識する価値が高いです。痛みが出てからだと、対策の選択肢が狭まることもあるため、早めの習慣化が鍵になります。

3) 予防の基本は「爪・靴・歩き方」の三本柱

巻き爪補正サロンでの予防指導は、主にこの3つを軸に考えます。

① 爪:切り方・長さ・保湿・負担のかけ方
② 靴:サイズ・形・紐の締め方・中での指の動き
③ 歩き方:親指を使う・体重移動・姿勢

どれか一つだけ頑張っても、他が崩れていると再発しやすくなります。逆に言えば、この三本柱を“ほどよく整える”だけで、巻き爪のリスクはグッと下げられます。✨

4) 「やりがちNG」を早めにやめるのが予防の近道

巻き爪予防で大切なのは、“良いことを足す”よりも、“悪化させる習慣をやめる”ことだったりします。

  • 深爪(短く切りすぎ)

  • 爪の角をえぐるように丸く切る

  • 痛いところだけ削る/ほじる

  • 小さい靴で我慢する

  • つま先が細い靴を長時間履く

  • 足の指が浮いた歩き方が続く

これらは一時的にラクに感じることがあっても、長期的には巻き爪を育てやすい行動です。今日から少しずつ減らしていくのが、予防として非常に効果的です。

5) サロンが予防でできること

巻き爪補正サロンは「痛くなったら行く場所」と思われがちですが、本当は“痛くなる前”にも価値があります。

  • 爪の状態チェック(巻きの兆候、左右差、圧のかかり方)

  • 正しい爪の長さ・形の提案

  • 靴や歩き方の癖のアドバイス

  • ケア方法(保湿・角質ケア・ホームケア)の提案

  • 巻き爪になりやすい人向けの「再発予防プラン」

特に「自己流で切っているけど不安」「毎回同じところが痛くなりそう」という人は、早めに状態を把握しておくと安心です。

※注意:強い痛み・腫れ・出血・膿などがある場合は、感染や炎症が関わることもあるため、医療機関に相談してください。サロンは医療行為を行う場所ではないため、状態によって適切な受診が大切です。